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**白鳥さんの自然お話ボックス4 **
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伊那盆地! 

学校の教科書では、「伊那盆地」と教わった。逆から読むと「○○○・・」すんません

 「盆地」にしても「伊那谷」でも、土地のイメージは狭い。
しかし中央アルプス山麓から高遠町まで16Km、辰野町から飯田市まで南北60km。
それほどでもない。

This Is 仙丈ヶ岳

 冬の伊那谷を代表する景色だ。真んなかが仙丈ヶ岳(3033m)、右に半分だけ見える のが間の岳(3189m)。夕方4時30分頃から夕陽が雪にピンクに染まり、息をのむ ような神々しい姿になる。

小黒川の冬! 

 モノトーンの風景に身をおくと、妙に落ち着くのはどうしてだろう。ここは冬の小黒川上流。人は誰もいない。誰も来られない。梢を忙しく渡るヤマガラの姿と、ついさっき歩いたばかりの、カモシカの苦労した足跡があった。

野焼きの頃!

 田畑の雪が溶けると「野焼き」が始まる。枯れ草に火をつけると、土手はみるみる黒くなり、あたりは煙に包まれる。伊那谷の春を迎える風景だ。この日ばかりは子供たちにとって、天下御免の火遊びができる貴重な日となる。

フクジュソウの村!

 画家の原田泰治さんが好きな小さな村がある。「板沢」と言う。うっかり忘れられたかのような山間の村だ。板沢は春になると村全体が黄金色に変わる。自生するフクジュソウのジュータンだ。目が痛くなるほど輝く季節がすぐやってくる。

アレチウリ

 あのアレチウリが、伊那谷にも入り込んできてしまった。キュウリの葉に似たつる性植物で、とてもやっかいな害草だ。マント状に覆われて、在来種はどんどん減ってしまう。
みんなで一本一本手で抜いていても、とても間に合わない。
どうしよう。

見れば見るほど好きな花

 南アルプスの麓の村、長谷村で栽培しいるアルストロメリアだ。この花は伊那谷が日本一の生産量だという。南アメリカ原産で色はイエローとピンクが多い。豪華な雰囲気は持ち合わせていなくても、さりげなさが引きつける。

雲の博物館!

 雲を見るのが好きだ。青空と雲のコントラストがはっきりする、巻雲・積雲などの高層の雲がいい。長野県は「雲の博物館」と言われるほど、多くの種類の雲を見ることができる。秋、放射状に広がった高積雲にうっとりした。

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