| 知人で作家の平尾和雄さんと言う人がいます。平尾さんは以前ネパール人の奥さんと伊那に暮らしていました。
 奥さんはスルジェさんと言います。
 不思議なひとで、知的で太陽のように明るく、
 誰からも愛される人でした。
 そのスルジェさんが2年ほど前に癌で亡くなってしまいました。
 50才でした。
 平尾さんは大層落胆し、ひとり失意の底で暮らしてきましたが、
 ようやくスルジェさんのことを本にまとめることで、
 少しずつ明るさを取り戻してきました。
 スルジェさんの看病と作家活動は、
 まさに赤貧を洗うがごとしの生活だったようです。
 この本を出版するにあたり、2人を知る数人の仲間で
 スルジェさんの本を出版するお手伝いをしてきました。
 そこでご無理なお願いですが、皆さまに
 是非この本を購入していただきたくお願いする次第です。
 全国の書店に並ぶようですが、
 何しろ活字不況と言われる昨今、本はなかなか売れない時代です。
 無理は言いませんが、ご協力をお願いします。
 白鳥孝 |